【スタッフの実体験記】太陽光売電入金額に関する珍事象

売電入金額と帳簿の照合は必須

こんにちは、太陽光発電所売却・買取サポートのスタッフMです。

太陽光発電を行っている方の多くが、エコめがねなどの遠隔監視システムを導入されているかと思いますが、以前弊社がご案内した案件で珍しい出来事がありましたのでご紹介します。

太陽光の売電入金額が極端に低い珍事象

その案件は茨城県にある発電所で、日射量も全国的に見ても豊富な場所にあります。弊社で所有している発電所もすぐ近くにあり、実績値も良い感じで稼動していました。

ある日、案件管理の中でご紹介した発電所の実績値を見ていたところ、電力会社からの売電入金金額が極端に少ないことに気が付きました。

これはおかしいと思い、パネルの破損や盗難、配線の切断など技術的な部分で何か問題が発生しているのではないかと疑います。

そこで発電所の管理会社へ確認したところ、遠隔監視(今回はエコめがね)上では十分な発電量になっている、という回答だったのです。

私は混乱してしまい、何が起きているのかすぐには理解できませんでした。


  • 売電入金が2つに分かれている(聞いたことありませんが・・)?
  • パワコンが動いていない?

等々色々考えてみましたがしっくり来るものはありません。いったい、どういうことでしょうか?

思わぬところに落とし穴!原因は旧式電力メーターの不具合だった

そのような中、管理会社の方とのやり取りの中で、発電所についている電力メーターが古く手動で計測しているので、そのメーターの不具合かもしれないということを言われたことを思い出しました。

さっそく確認したところ、今回の事象に関しては、結果的にはこの古いメーターが原因だと分かりました。現実の正しい発電量を認識していなかったのです。

電力メーターについては、一般家庭でもそうですが徐々にスマートメーターという自動で計測できる新しいものに変わってきており、太陽光発電所もここ1年ぐらいの間で取替えが行われています。

しかし今回の案件はまだ工事が行われておらず、古い機種が設置されていました。そうしてたまたま、このメーターが故障していたのですね。

現在はメーターの取替えも終わり、過去を遡って実際の発電量と入金金額の差額を計算している状態で、後日差額を補填してもらう予定になっています。

太陽光発電所の珍事象に学ぶ「照合作業」の大切さ

この事象で感じたのは、遠隔監視システムで常に確認することも大切ですが、本当にその金額が入金されているのか、自分の目で通帳と照合する必要があるのではないかということです。

皆さんがご所有されている大切な発電所もこういったことが起きないように、常にしっかりと管理することをお薦め致します。

その際、何かお困りのことがあれば、福島県郡山市の太陽光発電所売却・買取サポートまでお気軽にお問い合わせ下さい。